横山 仁志さん

地域おこし協力隊から米農家へ。
大好きな黒倉集落のために役に立ちたい。

広島市出身

横山 仁志さん

古富屋農園HP

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どのような経緯で松之山へ?

大地の芸術祭などで訪れるたび、松之山って良いなぁと思っていたところ、地域おこし協力隊になってはどうかとお誘いがありました。
正直一年間くらい悩んでいました。ただ、広島にいた頃から「農業」をやりたいという気持ちがあって、どうせやるならお米作りの本場であるこの地で「魚沼産コシヒカリ生産をしよう!」と心に決めました。まずは地域おこし協力隊としてエントリーし、2015年にこの黒倉に赴任することになりました。今の家もその時から住んでいます。
地域おこし協力隊としては3年間勤め、その後農業を営んでいます。

現在はどんな取り組みを行っていますか?

農業の他に「縄文ノ和 黒倉」(http://jomon-wa.jp/)という黒倉集落の若手の集まりを2018年に立ち上げました。移住してみたい人を呼んでみたり、地域の魅力の発信などをしています。
芸術祭にも関わっています。この集落にある「パレス黒倉」という芸術作品で、5,000人くらい来場者がありました。他にも、毎年11月に「新そばまつり」を開催し、栽培から乾燥まで一貫して集落で作ったそばを自家製粉し、手打ちした生そばを提供しています。遠方からも来客があり、2日間で生そば販売も含め約450食を提供させていただきました。
まぁ結局やっていることは協力隊と変わらず、延長線として取組みを続けているという感じですね。私だけではなく、この地に住む一人一人が集落のために集まって、動き始めていると感じています。

農業でのこだわりはありますか?

田んぼの土づくりにこだわっています。化学肥料をなるべく使わず、土に力をつけています。無農薬栽培にも取り組んでいます。実はご縁があって松之山名物の「しんこ餅」の原料となるうるち米も一部作らさせていただいてるんです。本当にありがたいことです。

松之山で好きな場所はありますか?

「松之山温泉センター 鷹の湯」が大好きです!年間会員になって、毎日お風呂代わりに通っています。
家のお風呂はほとんど使っていません(笑)。
あと、私の住む黒倉集落はもちろん大好きですが、美人林も大好きな場所です。

これからやってみたいことはありますか?

一つはこの集落の除雪に役立てるよう、大型重機を動かせるようになりたいと思っています。
お米も今以上に力を入れていきますし、集落のみんなで作った蕎麦をもっと活用していきたいですね。蕎麦粉だけでなく、クッキーなども作ったりしていて、将来的には地域の方々がつくった黒倉の商品を詰め合わせて、販売していきたいと考えています。

松之山に住んでみて実際どうですか?

時間がイイ感じに流れていきます。昔は夜型だったのですが、農業をやっているので、暗くなったら寝て、明るくなったら起きてと良いリズムで生活できています。

これから松之山に住みたい方へメッセージはありますか?

正直雪はキツイこともあります。ですが、人も良いし、食べ物も美味しいし、空気も良いし、長期的なことを考えたら住むメリットはたくさんあります!
フレンドリーな方がたくさんいますので、二拠点生活でも良いし、いろんな仕事の仕方もあると思うので、ぜひ松之山へ来てください。

大好きなこの地を守っていきたい

小林 誠さん